繰り返し読みたくなる小説

横浜はこの数日スッキリしないお天気。
そんな時は小説が読みたくなるのです、何故か。

ふと読み返してみたくなる小説がいくつかあって…
今回手に取ったのは、
原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』
マチス、セザンヌ、ドガ、モネの
印象派の画家達の小説です。
読んでもらいたい方がいておススメしていたら
自分が読みたくなったという…

マハさんの芸術を題材にした小説は
史実が元のフィクションなのですが、
残された資料にはなく、
今では知ることが出来ない事が、
描かれた苦悩や葛藤を読んでいると、
本当にそうであったら!と感じられます。

『ジヴェルニーの食卓』は印象派の画家達を
身近な女性たちから表現されてるのですが、
この小説がまるで印象派の絵のような文章です。

今回、ピピッときた文章は…
“画家に出来る事は、ただ調和を表現すること。”
“行くべきところに、行く”
“目覚めて、呼吸をして、いま、生きている世界。
この世界をあまねく満たす光と影“
でした。

そして、マハさんの小説を読むと
絵が見たくなります☺︎
って、絵心もない、美術に詳しくもなく、
絵は好き嫌いでしか見れないのですが…(笑)

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